DMを使って、アポを獲得するには

DMでアポを獲得する際の悩み
  • 「DMを毎回いちから作成するのは時間がかかる」
  • 「誤字脱字などのミスが出る可能性もある」
  • 「定期的に送付しているが、なかなか開封されない」

営業アポイントを獲得する際、以上のようなお悩みはありませんか?

実は、多くのビジネスパーソンはテンプレートを利用しており、DMの開封率に悩まされていることをご存じでしたか?

なぜなら、どのような相手にも送れてしまうテンプレートどおりの文章だと、相手の興味を引けず、なかなかDMを読んでもらえないからです。

本田
弊社は、戦略コンサルからマーケティングの実行支援を一貫して提供している会社です。

この記事では、基本を押さえながら顧客に伝えたい情報を効果的に伝えられるDM作成とアポ獲得のコツを紹介します。

目次

DMを使うアポとは?効率よくアポを獲得

DMとは新規顧客の開拓に多用されている手法です。

一般社団法人日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2022」によると、仕事で周囲とコミュニケーションをとる主な手段は「メール」が98.69%と最も高い結果でした。

メールはテキスト形式であるため、数値化された具体的な情報などを伝えながら、製品・サービスの正しい理解を促せることが強みです。

本田
さらに、視覚的にわかりやすいコンテンツを発信できるため、ファーストコンタクトの見込み客であっても、購入の見込みを効果的に高められるでしょう。

●漏れなく正確な情報を伝えられる

送信前に文章の内容全体を確認できるため、情報の伝え漏れを防げます。

また、資料やWebサイトのURLも送れるため、電話と比べてより詳細で正確な情報を伝えられるのです。

●確認が容易に行える

もし相手が内容を失念してしまった場合、連絡を取らずともDMを開くだけで内容を正確に確認できます。

送信者も同様に伝えた内容を確認できるので、送信する側にとってもメリットとなるでしょう。

●相手への負担を軽減

テレアポや飛び込み営業などの場合、こちらの都合で相手の業務が一時中断してしまうこともよくあります。

DMであれば相手にとって都合のよいタイミングでDMを開けるため、相手に負担をかけずに済みます。

また、電話や対面でのコミュニケーションと比較して、時間に拘束されることなく内容を確認できるので、お互いの負担が少ない点はメリットです。

DMを使ってアポを獲得する重要なポイント5選

企業の担当者は、DMに限らず、多ければ数100件のメールが飛び交っています。

本田
いかに担当者の目に留まるか、返信をもらえるかについては戦略的なDMの作成が鍵を握るでしょう。

ここではおさえておきたい、重要なポイント4選を解説していきます。

●DMのタイトルを工夫

確実に開封してもらうためには、内容をより具体的に表現した件名をつけることです。

案件名や商品名など固有のキーワードを入れましょう。受信者は件名をぱっと見ただけでDMの内容をイメージできます。

さらに、期日や回数などの数字を入れておくといつの要件を指しているのかが明確になるでしょう。

本田
読みやすいタイトル文字数の目安としては、16~18文字程度と言われています。

●文章はわかりやすくシンプル

文章は一文一義を意識してください。DMの目的はコンテンツを通じて、要件を伝えることです。

いくら長く丁寧に書いても相手に読んでもらい、内容が伝わらなければ意味がありません。

ひとつの文章にたくさんの要素を詰め込むと、内容が分かりづらくなります。

本田
ひとつの文章には、ひとつの事柄だけをシンプルに盛り込むようにしましょう。

●顧客に有益な情報を配信

セールスが先行してしまい、フックになるコンテンツが無いDMを配信しても顧客は次の行動に移りません。

顧客にとって有益な情報を含ませ、自然な流れでセールスにつなげましょう。

本田
配信先企業のプレスリリースや決算資料を読み、企業の課題を見つけておくのも有効です。

●複数の日程を提示

DMによって相手が面会に興味を示した場合、相手の負担を軽減させるためにも複数のアポイント候補日程を提示しておく必要があります。

一見、アポイントの日程を相手にゆだねる方が丁寧に感じられますが、何度もスケジュール調整のやり取りが発生してしまうため、逆に相手方の負担となるでしょう。

●署名欄を効果的に活用

DMの署名とは送信者の氏名や所属を記したものです。

名刺と同程度の情報を載せておけば、面識のない相手にも簡単なプロフィールを伝えられます。

署名に入れておきたい項目としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 会社名
  • 部署名
  • 氏名(読み仮名)
  • 電話番号
  • ファックス番号
  • 住所
  • メールアドレス
  • 会社のURL

    自社の業務や製品のことを詳しく伝えるためだからと言って、いきなり長文を送るのはマナー違反です。

    ウェブサイトと連携できるメールの特徴を生かして、さりげなく見てほしいページに誘導しましょう。

    • 会社案内
    • 代表的な商品
    • 今までの実績

      などを載せたページへのリンクを貼っておくと相手に安心感を与えます。

      本田
      新しい製品やサービスの案内など、特定のページを見てもらいたい場合は、該当するページのURLを貼り付けて確実に誘導しておきましょう。

      DMを送信する前に確認しておきたいこと2つ

      DM本文の作成ができたら、送信する前に確認しておきたいことが2つあります。

      • 添付ファイルを作成
      • KPIの設定

        それぞれ解説していきますので、参考にしてください。

        ●添付ファイルを作成

        DMに添付するファイルの容量がどうしても大きくなってしまう場合は、そのまま添付してしまうとうまく受信できない可能性があります。

        ZIPなどに圧縮して軽量化しておきましょう。

        本田
        作成したファイルは一度自分あてにDMを送って確認しておくことをおすすめします。

        ●KPIの設定

        KPIとは重要業績評価指標(Key Performance Indicator)といいます。

        目標達成までの道筋を数値化し、評価するための指標のことです。

        DMの場合、以下の指標などが挙げられ、自社に合ったものを目標に向けて設定します。

        • 開封率
        • クリック率
        • 返信率
        • 配信数

          たとえば、会社の製品・サービスを認知してもらいたい、アポイントを取りたい場合は「開封率」を設定してください。

          ほかに、資料の請求やダウンロードなど、アクションを起こしてもらいたい場合は「クリック率」を設定します。

          さらに、イベントやセミナーの申込みやサンプル・試供品の申込みなどの場合は「返信率」を設定しましょう。

          本田
          ただやみくもにDMを送付しても、ほとんど効果はありません。KPIをしっかり設定して対象顧客を絞り、アポイント獲得に臨んでください。

          まとめ

          いかがでしたでしょうか。DMを使って、アポを獲得する方法について解説しました。

          参照元:2022年版中小企業白書の(株)東京商工リサーチ「中小企業のデジタル化と情報資産の活用に関するアンケート」(2021年12月)では、デジタル化の優先順位は毎年徐々に高まっており、デジタル化の優先順位が高い又はやや高いと考える企業は、全体の60%以上におよびます。

          本田
          デジタル強化の推進や営業組織の構築を検討される場合は、支援機関へ相談してみると良いかもしれません。

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          この記事を書いた人

          1989年生まれ。福島県出身。WS INTERNATIONAL株式会社・代表取締役CEO。クレバー事業・最高責任者。マーケター。戦略家。セールスコピーライター。ダイレクトレスポンスマーケティングを駆使して広告費ROI 1000%を生み出すなど数々の新規事業立ち上げ、200社以上のリブランディング等のマーケティング支援経験が持つ。

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